104名の前途に幸あれ!光あれ!
専門学校健祥会学園第28回卒業式
2025年3月8日、専門学校健祥会学園で第28回卒業式が挙行されました。それぞれの専門課程を終え、学び舎を巣立ったのは理学療法学科38名、作業療法学科24名、介護福祉学科29名、保育学科13名、計104名。学園創立来、世に送り出した専門職は今年度で合計3,381名となりました。
式典は健祥会グループ常務理事 中村晃子の開式の辞で幕を開け、校長 武田英二より104名へ卒業証書が授与されました。
続いて、記念品贈呈、理事長賞・校長賞・皆勤賞など各種表彰ののち、理事長 中村太一、校長から保護者の皆様や来賓への感謝の言葉とともに、卒業生の前途を祝して以下の言葉が贈られました。
健祥会グループ理事長 中村太一 告辞(一部抜粋)
少子超高齢化と人口減少に耐え得る持続可能な社会の姿を描くために、様々な分野で技術革新やシステムの変革が促されてきました。医療介護・教育保育の世界でもデジタルトランスフォーメーションにより利用者満足の質のアップや業務変革による生産性の向上が進んでいます。
世界に目をやれば気候変動や経済格差の拡大、差別や紛争など多くの難題がひしめいており、まさに未来は予測困難です。しかし一方でテクノロジーはめざましい進化を続けており、人の叡智のもと課題解決のために正しく使われるなら、決して未来は悲観するものではありません。
変化の中、予測不能の時代をたくましく生き抜いてゆくために必要なのは、既成概念にとらわれることなく自由な発想で革新を生み出す力と、変化を受け入れる柔軟性、そしてそれらを支える確かな専門性です。
本学園での学びによって獲得してきた専門性を今後は実践の中で磨きながら、内なるイノベーションを続け、常に高みをめざしてください。同時に、専門の殻に閉じこもることなく、社会の中に存在する多様性を知り、認め、常に広い視野に立って感じ、考える人であってください。世界の様々な事象に対して、自分の意見を持てる人であってください。
将来的に多くの職業が、AIもしくはロボットで代替可能になると言われていますが、人に向き合う医療介護・教育保育の仕事は、「こころ」と「優しい手」を持つ「人」にしかできない誇り高い仕事です。そして、「こころ」の為す領域こそが皆さんの真価であり、社会に希望と安心を届けるために不可欠のものです。
どうか変化を恐れず立ち止まらず、力強く歩き続けてください。時代は皆さん方を待っています。ご卒業おめでとうございます。
専門学校健祥会学園校長 武田英二 式辞(要約)
困難な学業の道を努力で乗り越えてきた結果、先日の国家試験自己採点ではほぼ100%の合格が見込まれており、大変嬉しく思っています。本日、晴れの日を迎えることができたのは、自分の努力とともにご家族、友達、教職員など、多くの方々の支援があったことを忘れないでください。皆さんの輝かしく楽しく誇り高い人生を心から願って私から3つのメッセージを贈ります。
1つ目。人生の目的に向かって、「信頼・正直・愛情・尊敬」を大切に、そして1日1日を大切に、素晴らしい人生を築いていってください。
2つ目。新しいテクノロジーを積極的に導入しながら、本学園で養ってきた知識・技術をさらにレベルアップさせ、知恵を駆使して、弱い立場にある一人ひとりを支える人になってください。
3つ目。社会人としてやさしく魅力ある人間であるよう、自分の周りの人に持てる限りの愛着を示すことのできる人であるよう、日々自分を磨いてください。
以上、すばらしい人生航路を歩んでくださることを祈念して、ご卒業をお祝い申し上げます。おめでとうございます。
ご来賓を代表し、同窓会会長 舩越稔様より、胸に染み入るはなむけの言葉をいただきました。
続いて在校生代表からの送辞を受けて、卒業生代表がしみじみと答辞を述べ、会場は静かな感動に満たされました。
最後に「人よ 友よ ありがとう」と人生を謳いあげる「健祥会のうた-舞踏会-」にのせて、ステージのスクリーンに学園生活のメモリーが大きく映し出され、卒業生はたくさんの思い出とお世話になった方々への感謝を胸に、それぞれの一歩を力強く歩み出しました。
今日までの年月、学生たちの成長を支えてくださった保護者の皆様方に敬意と感謝を捧げ、本学園へのご理解ご協力にあらためて心より御礼申し上げます。
また、ご来賓の皆様にはお忙しい中ご臨席賜り、卒業生の門出を祝福いただきましたこと、誠にありがとうございました。